しっかりとした制度設計を!太陽光発電の将来がやばい

ころころ変わるFIT

太陽光発電の普及を目指すために、固定価格買取制度(FIT)が導入されました。しかし、FITがこれほどの短期間でころころ見直しが入ることを、予想していた方は少なかったのではないでしょうか。私も驚かされた反面、仕方がないのかなと思うところもあります。むしろ、初期の構想が甘すぎたというのが正解なのでしょう。FITを導入された当初は、電気を作れば必ず利益が出るなどというビジネスマンもいらっしゃいました。正直、それは甘えだと言わざるをえません。

太陽光発電は農業と同じ

FITとはつまり、太陽光で発電された電気に一定の価格を設ける制度です。これにより電気の下落を防ぐことができます。電気に一定以上の商品価値が生まれますので、商品価値が出て普及しやすくなるだろうというものです。そう言うと聞こえはいいのですが、結局のところ国民全体で高い電気代を負担しているに過ぎません。補助金で運営されているのと、実質的に同じことです。じつは、これは農業とかなり似ています。農業も競争力がないため、税金や関税などによって農作物に一定の価値を設けなければならない状況でした。電気代と税金という違いはありますが、保護されているという点で両者の構造は同じと言えます。むしろ電気代は国民の目に見える形で現れるため、農業よりも問題化するのが早かったのでしょう。農業の改革が謳われている昨今、太陽光発電の改革が行われないほうが不思議だったということです。

競争力を上げることが大切

問題は、将来どうなるかということです。農業は競争が起こらない環境だったために、どんどん弱体化して、産業のお荷物とまで呼ばれるようになりました。まさに、保護されている環境が仇になったわけです。太陽光発電には負の遺産になってほしくはありません。そのためには、普及だけでなく研究開発も必要になってきます。競争を活性化し、太陽光発電の技術が向上する環境を作れるかどうかが大切です。とはいえ、ころころ制度を変更されるのは迷惑ですので、先見の明のある制度を作ってほしいものですね。

近頃、環境にやさしく安全なエネルギーとして、太陽光発電が普及しつつあります。その太陽光発電の価格は設置費用で最低100万円しますが、太陽で発電するので光熱費が安く、余った電気を買い取れます。